代表:品川真一
塗装工事の保証期間は会社によって異なります。一般的には、塗料のグレードにって変動し、ウレタン3~5年、シリコン5~7年、フッ素7~10年、という会社が多いです。
塗装業界では、"10年に1回の外壁塗装"を推奨しています。「それなら10年間保証するのが筋じゃないか?」と私は考えます。そのため大同防水工業では、どんな塗料を塗っても10年保証を付けています。
このページでは、私が考える保証制度について説明させていただきます。
塗装工事は製品ではなく半製品だから保証が重要
例えば、日本の自動車メーカーの製造した車なら、パーツの作成から組み立てまでメーカーが行うため、一定の品質があり安心です。
しかし、塗装工事は「製品ではなく半製品」です。製品なのは塗料だけであって、塗料を誰がどのようにして塗るかで工事の品質が決まります。
どんなに良い塗料を使っても、塗る職人が手抜きをしたり技術不足だと、塗料の持つ性能を発揮できません。
塗装は誰がどのように塗るかで品質が変わるからこそ、保証が欲しいところですよね。そこで、最近では塗料メーカーではなく、塗装会社が独自の保証を付けるところが増えてきています。
一般的には保証年数は5~10年
一般的に、塗装工事の保証期間は、ウレタン3~5年、シリコン5~7年、フッ素7~10年と設定する会社が多いです。
ひどい会社だと保証が付いていない会社もあります。保証を付けないような会社は、「工事後に何があっても知りません!」と言っているようなものなので、注意してください。
他にも保証に関する注意点があります。
注意点1.施工会社が倒産してしまうと保証は無効になる
塗装会社が独自に付けてる保証は、会社が倒産してしまったら無効になります。
企業存続率をご存じでしょうか?会社を起業して5年後には85%の企業が倒産し、10年後には94%の企業が倒産しているという国税庁のデータがあります。会社の倒産は意外と多いのです。
施工会社が倒産しても保証してもらえるサービスには、「リフォームかし保険」があります。リフォームかし保険については「入って安心!リフォームかし保険とは?」で説明しています。
注意点2.保証の範囲はどこまでか?
保証期間が長かったとしても、外壁の膨れやひび割れは対象外など、保証内容は業者により異なります。
「保証期間内ならどのような劣化も保証してくれるのね!」と思っていると、後々「この劣化は保証対象外です。」と言われることもあるので、注意が必要です。
業者と契約する前に、必ずどのような劣化が保証対象なのかを確認してください。
大同防水が考える適正な保証期間
塗装業界は「10年を目安に塗り替えてください!」と推奨しています。それであれば10年保証するべきだと私は思うのです。
もし保証が3年しかないのであれば「3年ごとに塗り替えてください!」と言うべきですし、保証が5年しかないのに「10年持ちますよ!」なんていうのもおかしいと思うのです。
そもそも保証は“安心”です。保証内容にもよりますが、保証の大まかな定義は、何かあったときは責任を持ってきちんと対応してくれるアフターサービスが付いているのかどうか?ということではないでしょうか。
大同防水は、何を塗っても10年保証を付けています。10年ごとに塗り替えるなら、次なる塗り替え時まで保証するのが筋だと思うからです。これが本当の安心だと考えます。
一度ご縁をいただいたお客様とは生涯お付き合いさせていただきたいから、大同防水は何を塗っても10年保証する、それだけです。
まとめ
・塗装工事は製品ではなく半製品。どの塗料を使うかも重要だが、誰が塗装するかで品質が決まる
・保証はウレタン3~5年、シリコン5~7年、フッ素7~10年が一般的
・施工会社が倒産してしまうと保険は無効になる
・保証は長さも重要だが、保証の範囲にも注意する
・大同防水工業では、どんな塗料を塗っても10年保証を付ける