「社長、あんたの家は何を塗っとるんね?」
よくぞ聞いてくれました。いえ、聞かないでください。(笑)これが一番シビアな質問です。
弊社は数社のメーカー様と取引をさせていただいておりますので、「うちの自宅には○○を塗ったよ」なんて言うと、採用されたメーカー様は喜ぶでしょうが、そうじゃない他メーカー様はむくれると思うのです(笑)
自宅に塗れる塗料はひとつですから、できれば秘密にしておきたいことでした。(汗)
外壁塗装のプロが選んだ塗料
-
私の家は最新の高気密高断熱住宅ではありません。築年数も20年以上経過している木造モルタル壁の家で、夏は暑いし冬は寒い・・・(笑)
挙句の果てに冬になると1階の押し入れは結露するわ、二階も雨漏りしました(笑)ここは笑えませんが、何事も経験が大事だと思ってます(笑)
抱えている問題点の中で結露というのが一番のネックでした。築年数が経過しているのでおそらく壁内の断熱材も湿気ており、断熱性能が低下していることが予想されました。こうなれば最適な塗料は断熱ガイナしかありません。
実は、自宅に断熱ガイナを塗ったことはメーカーである日進産業様には内緒にしています。材料を注文する時も仮名で注文しましたので、このページを見ない限りはバレないはずです。これ、本当の話です(笑)
もしも自宅に塗るよ!なんて言うと、特別価格にします!と言いだしかねないので。お客様にご購入いただく価格、同じ条件で仕入れなければ、本当の価値の判断ができなくなるからです。
断熱ガイナを塗ってみた実際の効果は?
正直、アルミサッシはシングル(単層)ガラスなので、断熱性能が前より向上することはあっても、言われている光熱費が25%安くなるようなことはないだろうと思っていました。結露さえしなければ良いと思っていましたから。
私の自宅ではエアコン1基で2部屋(約20帖)を冷やしているのですが、当然エアコンの付いていない部屋の方はなかなか冷えないので、冷風がいきわたるよう扇風機を補助に使っておりました。
ところが驚くことに2016年の夏はその扇風機が必要なくなったのです。それだけならまだしも、温度設定は29℃のまま、それより下げたことは今夏(平成28年)一度もありません。これは外壁にガイナを塗装したからに違いありません。
では、2階の環境はどうかと言うと、正直、日中は余り変わらないかな・・・というのが体感上の率直な感想です。ただ、夜はやはり29℃設定でエアコンをつけると10分も経てば寒く感じるようになります。
熱が建物に与える部位ごとの影響率は、屋根が16%、壁が9%、窓が49%と言われているように、ほとんど窓から熱の影響を受け、または熱が逃げてしまいます。
それと同様に、熱くなった屋根からも輻射熱が伝わるので、2階の部屋は大きな変化を感じることがないのだと思います。
結論ですが、外壁に断熱ガイナを塗って大正解でした。いくら光熱費が下がったかはまだわかりませんが、今冬はどうなるか今から楽しみです。
ガイナが良いのは、10年後にガイナの上からどんな塗料でも塗れること。またどんな塗料を塗ってもガイナの断熱効果はほとんど変わらず継続するところですね。
ガイナを塗った結論:窓ガラスがシングルガラスの家に断熱ガイナを塗っても効果は出る。特に1階の環境が劇的に変化する
その後のガイナ環境 冬はどうなったか?
ガイナを塗装して半年がたち現在平成29年3月2日です。外壁にガイナを塗装してひと冬を越しました。
夏場は涼しくなったガイナでしたが冬はどうだったかと言うと、
わかりません(笑)
ガイナがどうというより、寒いものは寒いから暖房は不可欠、というのが率直な感想になります。
というのも、建具の隙間やたたみの隙間から風が吹いてくるので、ガイナの効果云々は測定(体感)不能です。
強いて言うならそれでも暖房は効きやすくなったような気がします。参考にならずにすみません。