ご近所様への挨拶まわりはお施主様もした方が良い
「塗装工事をするのですが、挨拶まわりは施主もした方が良いのでしょうか?」
A.はい、ご近所様への挨拶まわりはお施主様もした方が良いと私は思います。
外壁塗装工事を行う業者として事前に近隣挨拶を行うことと、お施主様が近隣にご挨拶されることは全く別の意味があります。
それぞれの目的を説明します。
施工業者の挨拶の目的
施工業者は、いつから・どこの部位を・どのようにして・いつまで工事するか?、工事期間中のお願い事項や注意点などを周知して回ることが目的です。
お施主様は、工事の専門的な内容がわからないので、専門的な説明は施工業者がやるわけです。
お客様の挨拶の目的
お施主様は、ご近所付き合いのマナー上ひとこと伝えておく、ということが望ましいです。
実は、我々施工業者がご近所の挨拶まわりに行くと、必ず言われることがあります。
・わざわざご丁寧にありがとうございます
・お互い様ですからね
98%はこのように快く承諾してくださいますから、挨拶はしないよりした方がよいわけです。残りの2%は以下の返事が返ってくることがあります。
・●●さんの家塗装するの?何も聞いてないなぁ
・おたくは工事される業者さんですよね?お施主さんは挨拶に来ないの?
これからみても、やはりご近所様は施主としても挨拶に来るべきだと考えていることがわかります。
また、「あちらが工事する時には挨拶も何もなかったから、うちもする必要はない」と言われるお施主様もいらっしゃいます。
どうしても挨拶したくないというのであれば無理にとは言いませんが、丁重に出られると悪い気がしないどころか、逆に恐縮してしまうのが日本人の良いところですよね。
だったら、相手がどうであってもこちらはきちんとマナーを守り筋を通しておくのがベストです。
結論=ご近所様への挨拶まわりはお施主様もした方が良い
ただし、業者に同行する必要はありません。お仕事を終えられてから回られたら良いと思います。
外壁塗装の挨拶まわりは手ぶらでいいの?
挨拶まわりの目的は、工事でご近所さまに何かとご迷惑をおかけするかもしれないことへの周知ですから、特に進物の有無にはこだわらなくてもよいと思います。
あまり高価なものを持っていくと逆に恐縮されるかもしれません。大切なのはひとこと工事をすることを伝えておくということです。
それでも手ぶらはちょっと・・・という方は以下のような生活用品が良いと思います。
・タオル
・洗濯用洗剤
・食器用洗剤
・ティッシュ箱
・サランラップ
ちなみ洗剤は液体、粉、固形、メーカーなどの好みがわかれるので注意が必要です。
「うちはアレルギーがあるのに粉洗剤を持ってくるなんて、わざとなの?!」なんて怒られたこともありますので、洗剤は注意したほうが良いかもしれません。
結論
・お施主様もご近所様への挨拶まわりはした方が良い
・施工業者の挨拶の目的は、いつから・どこの部位を・どのようにして・いつまで工事するか?など工事に関することを伝えること
・お施主様の挨拶の目的、ご近所付き合いのマナー
・進物の有無にはこだわらなくてもよい