大同防水が運営している雨もり119は令和3年1月19日現在で全国123店舗になりました。
雨もり119代表を務める品川に、気になることをいろいろ質問してみました。
国内最大級全国123店舗の雨漏り119
増原:「今日は雨漏り119について品川会長に色々と聞いていきたいと思います。品川会長、宜しくお願いします。」
品川:「宜しくお願いします。」
増原:「まず、雨もり119は本日現在で123社ということですが、ここまで会員数が増えた要因は何なのか?秘訣などがあればお聞かせください」
品川:「こうしたらいいとか、計画的にやってきたということではないんですが、大きな要因としてあるのはやはり“人”との出会いだと思っています。まず事務局長のポストに池田大平氏を迎えたことが大きいと思います。業界での知名度も高いので発信力がありますからね。」
増原:「なるほど。池田氏との出会いがターニング・ポイントだったということですね。その他にも大きな出会いがあったのでしょうか?」
品川:「そうですね。現在は3名の副会長をはじめ、全国に各ブロック長がおりますが、みんな私よりも優れた人達ばかりが幹部に揃っている点ですね。会議を開いても物事がすぐに決まります。」
増原:「なるほど。雨漏り119は人材の宝庫なのですね。会員についてはどうですか?会員として継続するかどうかはやはり実際の団体の中身が重要になってくるのではないかと思いますが?その点はいかがでしょうか?」
品川:「もちろんそうです。会員さんはわざわざ会費を払って団体に所属するわけですから、メリットがなければ入会しても辞めますからね。」
増原:「これまでに辞められた会員さんはいるのですか?」
品川:「もちろんいますよ(笑)不徳の致すところですが、通算で15社くらいですね。」
増原:「え?少なっ!(笑)ということはずっと会員を継続されている人の方が圧倒的に多いのですね。その会員さんが辞めない理由は何だと思いますか?」
品川:「メリットがあるからじゃないですかね(笑) なければ辞めるはずなので。」
増原:「そのメリットとは?」
品川:「シンプルに、雨もり119に加盟することで自社の売り上げUPや利益率UP、あるいは情報収集であったり、社員教育に繋がるなら辞めないんじゃないかと。」
増原:「そこを心がけて運営しているわけですね?」
品川:「そうですね。団体の会員さんですからみんな従業員ではないわけですが、うちの社員だと思って遠慮なく教育指導してますよ(笑)」
増原:「それって結構大変だったりしませんか?各社さんのスタッフさんは経験も違うでしょうし、男性ばかりではないですよね?」
品川:「そうですね。ある程度建築知識がある人、まったくない人も居ます。女性もいらっしゃいますから、学びたいという人なら誰でも身について行くようなセミナーだったり、マニュアルを構築するようには心がけてますね。」
増原:「マニュアルということは、マニュアル通りにすれば誰でもできるということになると思うのですが、雨漏りを止めるにあたっていろいろな建物がある中で、マニュアルってあるものなんですか?」
品川:「世の中にマニュアルはないので、私が創りました。木造・鉄骨造・コンクリート造など、構造毎あるいは部位や形状毎にマニュアルを創っております。」
増原:「素人ながら思うのが、世の中にないものを創り出すのって難しいことだと思いますし、凄いことをやっているのですね(笑)」
品川:「凄いとは思ってないですけどね。自分がやらなければいつか誰かがやることだろうと思いますし。今他にやる人が居ないので、じゃあ自分がやろうか・・・みたいな(笑)」
増原:「雨漏り119はマニュアルが武器であり商品であるということになると思いますが、それだけ他にはない商品だとすればお値段が気になるところですが・・・(笑)高いんでしょうね?」
品川:「いえ(笑)安いと思います。年間10万円の会費だけです(笑)」
増原:「え?!たったの10万円ですか?安っ(笑) それで事業になるんですか?」
品川:「利益を上げることを目的とする事業としては厳しいですね。」
増原:「事業にならないのにやられている理由はなんですか?」
品川:「使命感ですかね。志というか。」
増原:「といいますと?」
品川:「世の中には雨漏りに困っている人がたくさんいるのに、雨漏りを直せる人が少ないんです。直せる人を増やさなければならないのに、教育機関もないので増えていかない。さらに雨漏りは難しいのでなかなか前向きに取り組もうとする人が少ないわけです。それを自分にやれと言われてる気がして(笑)」
増原:「それは素晴らしいですね。やられていて大変なことも多いのではないかと思いますが、実際にやられていてどうですか?」
品川:「まぁ、過去に前例がないことをやっているので、大変と言えば大変ですが、その分やりがいはありますね。会員さんは仲間ですが他社さんでもあるので、他社さんのスタッフさんを教育するわけですから、この人が前向きになって現場で活躍できるように・・・ということを意識してやってます。」
増原:「他社さんのスタッフさんに教えるのってすごく難しいんじゃないかと思いますが、セミナーの内容とか、経験が浅い方でも内容は理解できるんでしょうか?」
品川:「できると思います。」
増原:「何か仕掛けと言いますか、セミナーに盛り込んでいる要素ってあるのですか?」
品川:「大いにありますね。受講者が素人さんだと仮定してるので、内容は素人でもわかるようにわかりやすくまとめています。情報をすべて提供するのではなく、ここは重要だから覚えておいてね、ここはどうでもいいからスルーでいいよ、とか。あとはウェーブを大切にしています」
増原:「ウェーブ?」
品川:「はい。セミナーって、眠くなったりしません?勉強しようと思って受講したのに、内容がつまらなかったり、文字が見えにくかったり、講師の説明が下手だったり・・・(笑)セミナー次第で決まってしまうんですよ。だから、絶対に眠くならない仕掛けを入れてますし、資料の文字の大きさだったり、文字数だったり、画像との比率や、プレゼンテーション一枚あたりにかける時間なども拘ってます。」
増原:「へぇ~。なんか、講師ってただ喋ってるだけじゃないんですね。」
品川:「そうですね。上手い人、下手な人いますよね(笑)。私もいろんなセミナーを受けて来ましたが、始まって5分で眠くなって80%寝ていたセミナーもあります(笑)それって講師が悪いんですよ。」
増原:「え~?寝てる人が悪いんじゃないんですか?」
品川:「いえ、眠くなる講義をしている講師が悪いですね(笑) その人は学びに来たわけです、お金を払ってね。でも寝てしまった。寝るつもりはなかったのに寝てしまったんです。それはセミナーが眠くなる内容だったからでしょ。だから、ウェーブなんです。眠くならないために刺激の波を創るんです。」
増原:「なるほど~。雨もり119でいうその刺激の波って、具体的にはどういうものなんでしょうか? 」
品川:「笑ですね。時々笑を入れるんです。」
増原:「勉強なのに笑?・・・ですか?」
品川:「そうです。授業中に笑ってはいけないなんてことはないでしょ。だって授業を静かに聞くことが目的ではなくて、勉強することが目的なのだから。要はわかりやすい授業で、す~っと頭に入ってくる授業が良い授業なんですよ。」
増原:「じゃあ、会長も学生時代は授業を集中して受けてらっしゃったんですか?」
品川:「いえ、違うことを考えてました(笑)」
増原:「ダメじゃないですか(笑)」
品川:「(笑)。なのでそういう自らの経験も踏まえて、絶対に眠くならないセミナーで、かつ、また受講したいなと思われるセミナーを意識して創ってます。」
増原:「私も受講してみたくなってきました(笑)」
品川:「是非受講してください(笑)」
増原:「そうですかぁ~。いろいろ伺ってきましたけど、雨もり119の会員が増えていく理由が少しわかったような気がします。品川会長、今日はありがとうございました。また次回、第二弾インタビューもお願いしたいと思います。」
品川;「はい、ありがとうございました。」