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【業者比較表テンプレート付き】相見積りで業者を比べるポイント

代表:品川真一

もはや数社から見積もりを取るのは当たり前の時代。しかし、相見積りを取った方が必ずしも満足しているわけではないようです。以下は、相見積もりを取られたお客様の声です。

「複数の業者から相見積もりを取ってみたけど、金額がまちまちで何が正しいのかわからなくなった…」/安芸郡府中町・会社員M様

「業者の言う事がさまざまで、何を信用していいのかわからなくなってしまった…」/広島市安佐南区・自営業D様

「頼んでもいないのに電話がかかってきたり、訪問してきた業者に外壁塗装を勧められた」/広島市東区・主婦F様

外壁塗装工事をお考えの方は、これから2~3社を選定して相見積りを取られると思います。このページでは、相見積もりの際に注意するポイントを説明します。

相見積りを取ってみてどうでしたか?というアンケートを取った結果

相見積りを取ってみてどうでしたか?というアンケートを取ってみたところ

・各社提案してきた塗料が違うのでどの塗料がいいのかわからない…

・各社面積が大幅に違っており、なぜ相違が出るのか理解できない…

・シーリングが打ち替えのところと、増し打ちするというところがあった…

などの声が圧倒的多数でした。このことからも、実際には相見積りをとっても比較検討しにくいということがわかります。

また、実際に相見積もりをして業者を決めて、施工後に後悔した方の声もあります。

・現状が艶消し仕上げなので、当然艶消しで仕上がると思っていたら艶ありでピカピカ光るようになってしまった…

やみくもに複数業者から相見積りを取ってしまい、値段のことを重視するあまり、塗料の艶のことまで確認しなかったことが招いた結果です。業者も艶あり艶なしかの説明をしないなんて不親切ですよね。

なぜ業者によって言う事が違うのか?

業者によって言うことが違うことは良くあります。なぜなら、業者によって考え方が違ったり、知識量が違ったりするためです。

例えば、同じシリコン系の塗料で、A社は12年持つと言う、B社は8年しか持たないと言うなどです。どちらが正しいと思いますか?信じていいのはB社の方です。

A社は、塗料の性能を過大に伝えている可能性が高いです。同じくらいの価格で、12年持つ塗料、8年持つ塗料と言われれば、誰でも12年持つ方が魅力的に感じてしまいます。これはよくある営業手法です。

これまで5年しか持たないと言われていたシーリング材が、昨今では15年保証できるという代物もあります。確かに技術は躍進しているとは思いますが、私はいくらメーカーが15年持つ、20年持つと言っても信用しません。特に、新築ではなく塗替えの場合はなおさらです。

そのため、自分の経験則によってメーカーの試験データよりも低く伝えるようにしています。

12年持つと言われた塗料が8年しか持たなかったどうですか?私なら怒ります。騙された気分になると思います。逆に8年しか持たないと言われた塗料が10年持てたらどうですか?怒る人はいないと思います。

こうした業者による考えの違いがあるために、言うことが違うことがよくあります。

私なら絶対に頼まない訪問販売業者

相見積もりで何を知るべきか?

昨今はインターネットのおかげで、複数者から簡単に相見積もりが取れるようになりました。しかし、複数社から出てきた見積書を見て内容がわかりますか?

正直、わかってらっしゃらないのではないかと思います。お客様が見てるのは合計金額のところだけではありませんか?

難しい建築専門用語が並べられ、どこに何を塗るのかわかりにくい内訳書を見ても、素人様に内容がわかるとは思えません。もちろん、弊社の見積書はそれでもわかりやすいように工夫をしていますけど・・・。

相見積で本当に知らなければならないのは値段ではありません。どの会社が一番お客様のことを想った提案かが重要ではないでしょうか。

例えば、

・A社が比較的リーズナブルなシリコンで提案
・B社は比較的高価な断熱ガイナで提案
(ガイナは、塗装するだけで夏場が断熱効果で涼しく、冬場は保温効果で暖かくなる塗料)

このように提案してきたとします。

もし、お客様が業者との会話の中で、「もう10年後には解体する予定だから、そこそこのグレードの塗料で十分」このように言っていたとすれば、A社の方がお客様想いの提案になります。

もし、お客様が業者との会話の中で、「夏は暑くてたまらないわとか、冬はものすごく寒いのよね」このように言っていたとすれば、これらの問題を解決できるB社の提案の方がお客様想いの提案になります。

恋愛に例えると見積書はラブレターです。どの会社が一番お客様のことを想ってくれているか?を総合的に判断するのが相見積を取るポイントです。

絶対に衝動買いしてはいけません。洋服を買うつもりはないのにウィンドウショッピング中についつい買ってしまった!なんてことはないでしょうか?そしてその洋服をほとんど着ることなく捨ててしまった、という経験はないでしょうか?

洋服ならまだしも、100万円クラスの外壁塗装工事で衝動買いをしてしまうと取り返しがつきません

正しい相見積りの取り方は、価格だけを比較するのではなく、どういう提案をしてくれるか情報を集めるということです。

業者比較表テンプレートダウンロード

誰でも比較しやすいように業者比較表テンプレートを作ってみましたので、参考にして頂ければ幸いです。ダウンロードしてご自由に使ってください。

※あくまで代表品川が施主だったら、という前提で業者の比較ポイントをご紹介しています。必ず良い業者が見つかることを保障するものではございませんので、あらかじめご了承ください。

弊社の業者比較表が参考になれば幸いですが、業者選定は自己責任でお願いします。弊社では一切責任は負えません。

まとめ

相見積もりを取るのは、当たり前の時代ですが、相見積りを取った方が必ずしも満足しているわけではありません。

特に塗装業界の場合は、業者により考えが違ったり、提案内容が違うため単純に比較できません。

価格の比較をしようと思い相見積もりを取るのは危険です。比較するべきポイントは「どの会社が一番お客様のことを想った提案か」です。

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