品川真一
うちの会社には観葉植物の神がいるのでショールーム内で差し枝をして増やしています。現在はガジュマルとゴムの樹を育てています。
このゴムの樹も一本の枝差しからここまで育ちました。もうすぐ1mになります。
そしてこちらが現在育成中。同じ大きさだったのに左の方が成長してます。室温も一緒、土も一緒、水も一緒なのにどうして育ち方が違うのでしょうか。
よく見てみるとひとつだけ条件が違うことに気付きました。それは“日当たり”です。右の鉢は左の鉢に比べてわずかに日当たりが悪いのです。ほんのわずか10㎝の立ち位置の差でこのように成長の度合いが異なる・・・すぐ隣にいるのに不思議ですよね。
これを人間に当てはめてみます。日当たりは脚光を浴びることつまり、褒められることだと思います。あるいはスタッフの積極性とも言えます。
時々日に当ててやること。特定の人物に偏らないようにすることをしなければ、誰かは育っても誰かは育たないことになる・・・そして自分の成長が他よりも遅れていることは、隣で他を見ている自分が一番良く分かっている・・・だからさらに育たなくなる。
成長とか成功とか幸せとか、そういう言葉にアレルギーを持ってしまう人もいます。重いと感じて途中で投げ出してしまう人もいます。いろんなことを理由を付けて投げ出したり諦めて来たからこそ、日本は30年成長していないのだと思います。
成長している植物を見ている側は、植物がすくすくと育ち大きくなっていく姿を見て嬉しいものです。誰かと大きくなったね~と笑顔で語らいます。今こうして私が話しているように。
だったら、自分が成長した方が周りを喜ばせることができるということになりますよね。成長しなければならない理由があるとすればそこだと思います。
あなたが成長すればあなたの周りにいる人たちが幸せになる。最も幸せを感じる人は両親です。両親が健在かどうかは関係ありません。
昨日より今日、今日より明日、いつになっても成長を目指すことを辞めないで欲しいと願っています。
ではまた~