品川真一
iPhoneは定期的にアップデートされます。寝ている間充電中に勝手にアップデートされるので楽ですよね。今日はスタッフに当てたブログですがこのソフトウェアアップデートに焦点を当ててみます。
何か不具合(問題)が見つかった時に修正データを上書きする仕組みがソフトウェアアップデート。アプリはすべてこの仕組みでアップデートされます。
最近では新型プリウスがこの仕組みを導入しましたね。車は一度買ってしまったら機能をアップグレードするには買い替える必要があったものが買い替えなくても最新の状態にできるという優れものです。※私の車ではありません(笑)
これを人間に置き換えてみましょう。
仕事をしていて、何か問題があったときは当然叱られるでしょう。指導を受けるはずです。その時によくありがちな人間の良くない習性が反発であり逆切れです。
iPhoneは反発しますかね?逆切れして携帯が使えないようにして来ますか?(笑)しません。素直に不具合を認め問題を解決するプログラムをアップデートして来ます。
私たちはそれを上書きしさえすれば、少なくとも次の問題が見つかるまでは安定して使えます。
叱られて言い訳をしたとします。それは何のためなのか?おそらく一生懸命やっていることを理解して貰いたいからでしょう。
逆切れはもっと悪いです。一生懸命やっているのに叱られたことが納得がいかないということでしょうが、これらは全く意味がない行動です。
17:40に頼んでいたタクシーが17:50に来たら?
ラーメンと一緒に頼んだはずの餃子がいつまでも出て来なかったら?
幼稚園の送迎バスで我が子を車内に置き去りにされたら?
叱りませんか?怒るでしょう?
では、
タクシードライバーに言い訳されて逆切れされたら?
お店の店員に言い訳されて逆切れされたら?
幼稚園に言い訳されて逆切れされたら?
あなたは納得するのですか?
・・・ということと同じなんです。
どんな仕事であっても、報酬を頂く以上はお客様にご満足いただけるサービスでなければならない。言い訳は通用しないし一切不要なのです。
人間は完璧ではありません。三冠王のあの村上であってもWBCでは最後まで結果を出せなかった。全力疾走しなかったり積極的にうちに行かなかったりする場面が多く見られれました。きっと結果を出せないことにモチベがダウンしていたのでしょう。
結果を出せた場面では初球から打ちに行ったとき。一方で大谷翔平は初球から打ちに行くことが必勝法だと当初から言っていました。若さゆえの過ちというものですがそれを超えた村上はやっぱりすごいですけどね。
反発したり逆切れしたりする人は自分を守ることを優先しているのです。子供です。おいおい、仕事で子供になるなよって話です(笑)
人それぞれ、育った環境も違いますから人格や考え方、正確もバラバラです。個人は尊重しますが、でも私はバラバラでいいとは思ってません。性格は違っていいけれど考え方は同じ方が良いしせめて目的地は同じでなければなりません。
問題を解決していくということにエネルギーを注いで欲しいのです。問題を解決することが成長だから。もしもiPhoneが問題を解決しなかったら、ユーザーは離れていくでしょう。頑固で人の言うことを聞かないような人間は干されるということです。
素直が一番とか言いますが、何故素直さが重要なのかは教わってません。幸せになりたいとは思っていてもなぜ幸せにならなければならないのかは分かっていないんです。これではうまく行かなくて当然です。
問題は必ず見つかります。昨日問題を解決したのに今日また問題が見つかります。その都度解決策を探って次から実践する。仕事はその繰り返しなのです。
この過程でいちいち腹を立てるから続かないんですよ。問題を解決するゲームだと思えば精神的負担も軽くなります。うちのスタッフには、自分のソフトウェアアップデートをして行って欲しいと思います。
問題が見つかったときはこう思えばいい。
やった、またひとつ問題を見つけることが出来た!これでまた一つ不具合が減るぜ!と。
どんどん問題を発見して修正して行けば、自分がより精度が高い仕事が出来る人材へとバージョンアップして行っているということになるわけだから。
考え方を変えれば楽しくなるものです。
今日は特にスタッフに向けた直球ブログになりました(笑)
ではまた~