品川真一
今日は雨漏りの原因調査に行ってきました。この現場は屋根と外壁のリフォーム工事でお世話になりますが、雨漏りしています。
そこで事前にここが原因であろうという箇所を私が予想して、リフォーム工事を設計してご提案したので、工事を行えば雨漏りしなくなるわけです。
ただ、それでは美しくない(笑)なぜなら全体リフォームすれば雨漏りしなくなるのは誰でも出来ることだからです。
こことここが原因だと思いますよと予言しておいて、足場を組んだタイミングでそれを証明して見せる。水をかけて雨漏りするかどうかをチェックするいわゆる散水調査をやる。
それで雨漏りが再現出来たら美しいじゃないですか!自分は美しいと思っていますし、あそことあそこが原因だったんだなと分かっていれば、将来も注視しておくことができますよね。
結果は見事に的中。予想通りドンピシャ。どうしてこんなに正確に雨漏り鑑定ができるのか自分でも恐ろしいです(笑)調子に乗りました・・・
相方の増原君が散水役。つまり足場に上がるわけです。今回は過去上がった足場の中で一番高さがあるので、俺がやるよと言ったんですが、自分でやりたいと言って階段もない足場を簡単によじ登ってました。
高所恐怖症だから怖いと言って足場の上ではまともに動けなかった人が、今は怖いながらも足場に上がっています。たたかってるんですよね、自分の弱さと。
一方でもう一人、まいまいこと髙木舞君も女性です。足場なんか上がれませ~ん、無理~!って言ってたんですよ。だから上がらなくていいからと言っていたのに、屋根の高さまで上がりましたよと昨日言ってました。
びっくりします。女性は逞しいですねとお客様ともお話しましたが、私から見れば、自分自身の弱さとたたかっているように見えるんです。
足場だけではありません。これまでの自分が社会に通用しない、あるいは通念が社会とズレているとき、修正しなければならなくなります。それはものすごくエネルギーが必要です。やらない人の方が多い中で逃げずに立ち向かっている、そういう意味です。
それぞれ産まれ育った環境が違う、経験も違う、育った環境で人格や考え方が形成されます。そんな個性バラバラな者たちが集まっているのが会社です。
就職してから叩き込まれるのが企業理念や経営方針です。毎朝唱和して覚えたとしても、根本的な考え方がすぐ変わるはずがありません。だって今まで生きて来た時間の方が長いのだから。
トライアンドエラーの繰り返し。やってみてミスをし、足りないことを叱られる。一生懸命やっているのに叱られるもんだから反発もする。そこを辛抱強く教育していかなければなりません。
だんだん、だんだん、理解して行きます。少しづつ態度が変わってきます。それは、たたかっている、練習しているんですよ、上手くなりたくて。
大谷翔平が言ってました。遊びたい飲みたい他にもやりたいと思っていたらダメだと思う。だから野球だけをやるんですと。
誰かに叱られないためにやるんじゃなくて、自分自身のために自分の中の弱さとたたかう、その姿は美しいです。彼らがたたかっている姿を見て私もたたかおうと思える。
いままでは気にも留めなかった角度で彼らを見て、いままでして来なかったことを彼らに話すように心がけています。
上も下もない。ただみんな、今より良くなるために自分自身の弱さとたたかい続けている。私はとてもいい環境だなと思っています。なかなかこうはならないですから。自分も一緒にたたかいたいと思う人にとっては最高の環境だと思いますよ。興味ある方は求人のページをご覧ください。
私は彼らを豊かにするために会社を経営しています。そう断言しているので、彼らを良い方向に先導しなければなりません。彼らにとって一番の味方で居てやらなければなりません。だから教育するんです。
大変ですが、仕方がないんですよね。それが自分がやりたいことなんですから(笑)他の事に興味を持てたら良かったんですけどね(笑)
ではまた~