品川真一
TRY AND ERROR トライアンドエラーを訳すと試行錯誤という意味ですが、チャレンジして失敗する中から学ぶということだと理解しています。某自動車メーカーが始めた改善を試みる姿勢が評価されkaizenという言語で世界に認知されているそうです。
最近の私はかねてからやりたいと思っていたイタリアンシェフもどきにチャレンジしています。昨日はカルボナーラにチャレンジしました。昔からカルボナーラが好きで、いろんな店に食べに行きましたし、難しいことは分かっています。
カルボナーラの重要なところはやはり湿度というか、ジュルっとした質感を残せるかどうかです。卵を絡めるタイミングと温度が勝負になります。
私が料理を作るときはもちろんレシピを参考にしますが、初めてなチャレンジなわけですから、うまく行くはずがないことが前提です。そういう意味で言うと、4人家族なので4つ作るわけですが、1回目はマズい可能性が高い(笑)長男ナイスチャレンジ!(笑)
だいたい長男が食べるのですが、長男に聞いて足りないものを教えて貰う。自分も味見して確認する。それから二個目を作り始めるわけです。1回目より湿度が増し味も良くなってます。
同じように3つ目、4つ目と工程を繰り返していきます。最後に自分が食べるのですが、さすがはカルボナーラ、そうは問屋が卸さない。
普通に美味しいんですよ。食感も湿度も麺の硬さも完璧。でも、もしこれがお店だったらリピートしたいかと言えばリピートしないだろうなと。
そこで考えます。何が足りないのか?過去のパスタ作りで使ったもので今回使っていないものがあることに気付きました。レシピってその人の好みなのでその人は美味しいと思っているのですが、万人が美味しいと思うかどうかは別ですよね。今回はそこだなと。
四人家族なので毎回トライは4回。4回チャレンジできる。そこでエラーを見つけて改善を図っていくので5回目はもっとおいしくなるんです。8回目が一番美味しいでしょう。
私は、食べるものを作りたいのではないんです。美味い!と言われるパスタを作りたいんです。しかも手際よく、短時間で、いとも簡単に。それが私が目指している姿です。だから、普通に美味しいではだめなんです。
仕事も同じ。どこにでもあるような品質やサービスの会社、例えばただ安いだけのような会社と同じレベルだったら、私は満足しませんしそもそも会社をやる価値がないと思っています。
大同防水さんに頼んで良かった!また何かあればお願いします!と言って貰えるような仕事をしたいんです。大同防水で働けて幸せだとスタッフに言われたいんです。だから、トライアンドエラーを繰り返すんです。
失敗を認めない人が多い世の中ですが、失敗にしか学びはないんです。成功は真似できないけど失敗からは学べるんです。だいたいみんな同じ失敗をしますからね。
スタッフには、失敗やミスをすることがいけないのではなくて、失敗やミスをした時は素直に認めて是正するという姿勢を身に付けて欲しいと思っていますが、みんな承認欲求があるので意地を張ったりしてなかなか認めないんですよね~(笑)認めた方が楽なのに。
まぁそんなこんなでおやじ飯、目指せイタリアンシェフもどき活動は続いて行きます(笑)
ではまた~