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能力開発3 自分史を書きだす

昨日はスタッフの能力開発として、自分史を見える化する作業を行いました。

生まれから現在までの自分史を書き出して、その時に起きたこと感じたことを書いていきます。こうすると、自分のことがよくわかります。

自分史を書きだす目的は、いつどのタイミングで自信を無くしたのか?もしも自己概念を下げることになってしまった経験があるなら、そこを引き出しにしまっておくのではなく、さらけ出す(笑)そして断捨離することが目的です。

このスタッフは、子どものころから足が速く、部活でもレギュラーだった。もし、足が遅かったら徒競走が大嫌いだったはずだし、サッカーやってても万年ベンチだったら自己概念が下がってしまうからです。

でも、特に劣等感を感じるような環境ではなかったことがわかります。しかし、中学のときに水泳が大嫌いで、仮病を使って水泳の授業を見学していたということがわかりました。(笑)海もプールも苦手だというのです。

この時、嫌いな水泳から逃れたい、楽な方へ逃げたいという意識が強かったために、どうしたら水泳をさぼれるか?を本人は考えたのです。

そして、彼は仮病というウソをついて水泳をサボるという方法を選択しました。そして、まんまと成功したのです。してやったり!と思ったでしょう(笑)

ここで重要なことは、スタッフは失敗したのではなく嘘をついて成果を上げることに成功したのです。

この成功体験が後々の自分を嫌なことからは逃げられる、逃げればいいんだという思考に持っていってしまうわけです。

親に言われて傷ついた言葉や、他人から受けた刺激など、いつ誰から受けたのかを探っていく・・・。こうして自分史を書き出してみると、思わぬ気付きがあるんです。

なぜ水泳が死ぬほど嫌いだったのか?仮病を使ってまでサボりたかったのか?それはおそらく、水に対する恐怖心があるからだと思うのです。

恐ろしい体験をした。それはいつなのか?本人は記憶がないそうです。恐ろしい記憶を消し去ってしまったのでしょうね。

ご両親に聞いてみるよう勧めました。シャンプーするだけで泣いていたか、はたまた本当におぼれた経験があるのか、ご両親は覚えているはずです。

ある時期までは目標を立てて挑戦していたのに、ある時期からは明確な目標を立てることをしないまま長い時間を過ごしてきたことがわかりました。

これは大きな成果です。出来ないのではなく、やっていないだけということが分かった。

じゃあどうするのか?

目標を立てて、チャレンジしていく人生をこれから歩めばいいわけです。

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