品川真一
人は見た目が9割と言われています。いわゆるメラビアンの法則。要約すると、人の印象は第一印象で決まるのでコミニュケーションを円滑にするためにも意識しよう、ということです。
どこかの国のリーダーはギロっと相手を睨み、まるで爬虫類のよう、決して第一印象が良いとは言えない。これではさまざまな交渉がうまく行かないだろうということは容易に想像できます。
そして今おそらく日本で最も有名な某校長は、年齢や校長に似つかわしくない前髪を下すヘアースタイルで、見た目に反してどこか口調に力が籠っている印象・・・。
それが悪いと言っているわけではありませんが、くしくも、現在の世論を創り出している理由と深く関わりがあるのではないかと私は分析しています。
①視覚情報55%、②聴覚情報38%、③言語情報7% ①+②=93% 非言語情報が9割を占めている。
コミニュケーションは初めて会う、挨拶をすることから始まるので、この時点で視覚情報と聴覚情報を得ることになりますからね。
ただ、コミニュケーションが苦手な人間も存在します。理屈は分かっていても当人の先天的特質から行動が伴わない人も居るので、多様性を重んじる現代では=出来ない人は排除する、というわけにもいきません。
私においては、実は超人見知りでコミニュケーションが苦手です。知らない人の輪に入ると自分から声をかけていけるタイプではありませんで、プライベートも結構単独行動が多いです。
嘘つけ!という声が聞こえてきますが(笑)、これ本当なんです。
小学校の時、学級委員をしていて何かのイベントで体育館で学年を代表して挨拶をしなさいと先生に言われたのを全拒否したんです。大丈夫!できるよ!と口説かれましたが、結局私は絶対にやらないと逃げました。
すると同じ学級委員だった女子がやることになり、私は体育館で並んでその子の上手な挨拶を聞きながらずっと下を向いていました。
中学の修学旅行では、宿泊したホテルに他県から修学旅行に来た女子生徒がいてエレベーターで鉢合わせたんです。その時にどこから来たのか、部屋は何号室なのかを聞いて、部屋に戻ってから内線電話をかけたんですよ。
すると、「もっと声のカッコいい人に変わって」と言われた16歳の少年は心に深い傷を負いました(笑)ああ、自分は声がかっこよくないんだと自信喪失。
笑顔を作るのも苦手、人前で話すのも苦手な自分。逃げたことがあるからこそ今は逃げずに敢えてそういう環境に身を置く。それがPTA会長であったりラジオであったりするわけです。さらりと熟しているように見られがちですが、実は苦手意識があるのです。
苦手意識なので苦手ではないのかもしれません。熟せているのだから本当は得意なのかもしれません。でもこのように誰しも幼少期の体験が自分という人間を形成することは間違いなく、それがもしかすると一生乗り越えられない高い壁のまま生きて行くことになるのかもしれません。
でも私は逃げるのが嫌いなので克服したいのです。声がかっこ悪いと言われてからは声がかっこいい芸能人のモノマネを練習しました。良い声しているなと思う友人の喋り方がどうしてそう聞こえるのか研究しました。
私はたぶん第一印象は良い方ではありませんので、資格情報の55点から減点されるでしょう。でも聴覚情報の38点と言語情報7点の項目は満点を取ろうと思えば取れるわけです。
もしも視覚情報で10点減点されて45/55点なら、45+38+9=92点。声や話し方、わかりやすさで補填すればメラビアンの法則でいう93点のデータと遜色なくたたかえるわけです。
容姿、声と喋り方、わかりやすさ これで決まるというのなら、自分が得点出来る部分で満点を取り弱点を補填するようにすれば良いのだと思います。
そう考えると、すべてにバランスが取れている人がいるかな?と考えて、ぱっと浮かんだのが弁護士であり元大阪市長のH下氏。好きか嫌いかは別として、だからテレビで引っぱりだこなんだろうな~と納得しました。
同じように有名だけど今一つだなと思うのはI丸氏。話し方がマイナスで言っていることがよくわからない。そう考えると、成功している人とそうでない人にも結構メラビアンの法則が当てはまっているなと思いました。
今日は長くなりましたのでこの辺で。明日から17日まで夏季休暇を頂きます。第三金曜日のしんちゃんの失敗しない外壁塗装ラジオも夏季休暇中なので22日に順延します。
では良い休暇を~