品川真一
塗装を長く持たせたい、長持ちする塗料を選びたいと思われる方も多いでしょうし、あるいはそういう提案をする業者も多くいると思います。
『シリコンよりフッ素、フッ素より無機が長持ちしますよ』なんて営業トーク、あるあるでしょうが、いつも通り大同防水が異論を唱えましょう。
【長持ちさせたいなら最終工程にクリアーを塗りましょう】クリアーの下の塗料はシリコンでも良いです。
はい、どうですか?(笑)
フッ素と無機のどっちが長持ちするかとか、もうそういう議論はもう辞めましょうよ。ラジカル制御が入っている方が良いとか、いやいや昔から入ってましたから(笑)言い出したもん勝ちのような風潮です。
最終工程にクリアーを塗った方が長持ちするのだから、そこを言うべきじゃないでしょうかね?どうして言わないんですか?
長持ちすると仕事がなくなるからではないんですか!(参政党・神谷党首風)
こちらの画像は屋根にボンフロンの遮熱塗料を塗っていますが、ボンフロンは最終工程にクリアーをコーティングをする工法になっています。あの高耐久を謳うAGCのフッ素塗料ボンフロンですらクリアーを最終工程に塗布する仕様になっています。
これが答えということです。
昔の電化製品は20年経っても壊れなかったのに、今の電化製品は10年持たない。なぜでしょうかね?技術は進歩しているはずなのに。
10年持たないように作っているからです。経済を回すためにそうしているのです。
でも私は思います。自分家も塗装しないといけないわけですが、塗装屋の社長だからといって10年毎に塗装します!いや、5年毎に塗装しましょう!早ければ早い方が良いですよ!
・・・なんて啓蒙したりしません。だって、現実無理だから(笑)外壁塗装を10年毎に行う余裕がないんです。子供の教育費に大半を回していますからね。
自分ができない・しないことをお客様に押し付けたりしません。なので、自分と同じ価値観をお客様に提案します。それが結果的に10年毎に塗り替えない、生涯に3~4回塗装しなければならないとして、2回で済むようにしましょうよという提案をしています。
だって着せ替え人形じゃあるまいし、15~20年持つ方が良いじゃないですか。10年後に再塗装しなくていいようにすれば、そのお金は旅行や美味しいものを食べたり、車を乗り替えたりに使えるわけですから。
つまり、自分たちの10年後の仕事を無くしていることを大同防水はやっているわけです(笑)
できれば外壁にもクリアーコーティングを施して欲しいところですが、せめて屋根だけでも最終工程はクリアー塗料で保護することをお勧めします。車のボディーと同じように。
ではまた~