品川真一
昨日X(旧トゥウィラー)にFMちゅーピーさんが投稿して下さった画像ですが、私デカっ!巨人かと思いました(笑)この日に限ってセットしなかったのでボサボサ頭ですが(笑)
こちらで見れます
今日は施工後9年目になるOB様宅にアフター点検に行って来ました。
こちらのお客様は屋根・外壁共に断熱ガイナで塗装させていただきましたので、経過が楽しみでした。
お客様のご要望で写真は載せられないのが残念ですが、まず東西南北面、2階もチョーキングしてませんでした。さらに雨筋汚染や微生物汚染もなし。本当にお世辞抜きでキレイ。これが9年経過しているとは誰も思わないだろう状態でした。
ガイナで検索すると、ガイナは汚れるとか仕上がりが汚くなるとか様々な否定的な情報が出てきますが、全くの嘘です。否、本当に汚れている物件があるとすればそれは施工方法に問題があるのです。
ガイナは70%がセラミックの塗料。そしてこのセラミックは比重が軽いので、工場で出来立てのガイナを缶の中に入れて運搬中にセラミックが上層に浮遊してしまうのです。
つまり現場に届いたガイナはこの状態ということ。そこで開封後は3分間攪拌してこのセラミックをしっかり混ぜなければならないのですが、こんな特性がある塗料は他に類を見ないので、これを知らないガイナを塗装したことがないような職人は開封後すぐに塗ってしまうわけです。
すると、表層に浮遊しているガイナから外壁に塗りつけてしまうことになるので、下図のように最初に塗り始める部分に大量のセラミックが塗りつけられてしまい、他の部分にはほとんどセラミックが少ないガイナを塗ることになります。
セラミックが多い部分は性能は高いが少ない部分は性能が下がります。これがガイナにおけるトラブルのメカニズムです。
さらに攪拌しなければならないのは開封直後だけではないのです。開封したらまず3分攪拌しセラミックが均一に混ざった状態のガイナを小分け容器に移して塗布して行きます。
そこで朝9:00から塗装を開始したとして10:00になると15分間休憩しますよね?その時に小分け容器に残っているガイナにもセラミックの浮遊問題が起こるので、小分けしたガイナはペール缶に戻してから休憩に入り、作業再開前にさらに3分攪拌してからまた小分けし直す必要があるのです。クソめんどくさい!でしょ(笑)
この作業をすべての職人が、業者が、ちゃんとやると思いますか?・・・やりません。断言します。それをきちんとやるのはガイナ認定施工店だけです。大同防水はもちろん認定施工店です。
さらに!!ガイナは性能は高いけど超塗りにくい塗料なんです。一般の塗料は水のようにサラサラしてますがガイナはいわばとろろいも、ドロドロなんです。ドロドロの塗料を均一に塗るためにはローラーを何度も何度も転がさないといけないので手がにがります。
塗りにくい塗料は使われにくい、塗りにくい塗料は塗りたくない、のに塗れと言われたら塗るしかない・・・このような環境下で塗っているので、認定施工店じゃないところが施工するとトラブルが発生するリスクが高くなるわけです。
なのでガイナで塗り替えたいという方は、必ず認定施工店に依頼してくださいね。
とまぁこんな感じでまた1軒、10年後の塗り替え工事を無くしてしまったわけですが(笑)、うちの仕事はないけどお客様にとっては次の塗り替えはまだまだ先に延ばせたことになりますから、これでいいのだ~(笑)
ではまた~