品川真一
昨日、雨漏り調査に行って来まして、見事30分程度で原因を究明しました。
こちらが調査前の赤外線画像です。窓の上部の壁と天井ですが、だいたい温度が均一なので異常はありません。
そしてこちらが散水調査をした直後の赤外線画像です。漏水箇所が青く変化しました。青くなっているところは水が染み込んでいる部位です。
水が実際にポタポタ落ちてくるのを待つのではなく、赤外線で温度変化を見て調べます。こうすることで被害箇所への影響を少なくします。
ここまでは特に難しいことではありませんが、私はこの赤外線画像をいかに美しく撮影するかに拘っています。と言っても何が美しいのかわからないですよね(笑)
漏水している個所だけ色が変わるように撮影している、と言ったら伝わりますかね?
さらに温度変化があった部位に着目し、天井や壁内の被害状況を想定してどのような修繕が必要かを考察しているので、壁を剥がす前にある程度の状態は予測可能ということです。
もちろん、開いてみてびっくり!ということもありますけどね。この物件は柱の腐食など致命的な被害は運よく免れていると予想します。
ここまでの流れを見ると、散水してみて赤外線で撮影したから雨漏り原因が判明したように見えると思いますが、実は違うんです。
私は散水する前・赤外線撮影する前から原因箇所は分かっていました。散水して赤外線撮影したのは現象を見える化しただけで、お客様に提供するエビデンスを得るためです。
だいたい、人間が怖いもの、不安を感じるものは見えません。例えば台風、地震、幽霊、人の心、目に見えないから怖いし不安になります。
もし台風の風速によって空気の色が変わったら?風速20mなら緑、30mなら黄色、40mなら赤い霧が発生したら準備出来ますよね?
地震についてはアプリのおかげで予測できるようになりました。そして幽霊も存在が見えるのなら怖くないです。人の心も見えたなら対策取れますから人間関係も上手くいきます。
それと同じように、雨漏りも原因がわからないから不安でなんです。どういうメカニズムで雨漏りしているのかわからないから恐怖なんです。
だから、見える化する。
もしも原因がわからない雨漏りがあればご相談ください。その雨漏りを見える化しますので。
ではまた~