品川真一
ショールーム前が牛田本町1丁目バス停になっていて、幼稚園の送迎バスの停留所にもなっています。そこでこのところ毎朝楽しみなことがあります。バス待ちの幼稚園の男の子が毎朝「おはよ~♪」と声をかけてくれるのです。
毎朝男の子から挨拶をして来ます。お母さんは少し恥ずかしそうにされているので、親がやれと言ってやらせていることではないのだろうと思っています。
この小さな彼の話を朝礼の話題に上げました。
最初に彼に声をかけて貰ったときは驚きでした。でもだんだん、彼が来るのが楽しみになってきて、そろそろ来るかな~なんて気になり始めてきました。そうして彼が現れると自然に笑顔になっている自分たちに気付きます。
もしも彼の姿が見られなくなったら、我々はとても心配するだろうと思います。考えなくても良いのに、どうしたんだろう?体調でも悪いのかな?事故にでもあったのかな?もしかして引っ越したのかな?寂しいなと考えてしまうでしょう。
毎朝自分からおはようと言うだけのたったひとつの習慣が、こんなにも誰かに影響を与えるという事例です。
雨だれ石をも穿つ
小学校の卒業文集の好きなことわざに私はそう書きました。まさに一滴一滴のしずくの力は弱くても継続すれば固い石をも削っていくという意味です。
私たちは彼のように自分から行動を起こすことが出来ているだろうか?アクションを待ってはいないだろうか?何かが変わってくれることを期待してばかりで、何かを変えようとしているだろうか?そうしたことを考えてみて欲しいとスタッフに伝えました。
それから先日、牛田で現調していたら下校途中の小学生に声をかけられました。
小:「雨の中大変ご苦労様です。雨なので気を付けてください。」一礼
(笑)
おもわずありがとうと一礼してしまいました。
品:「君はもしかして牛田小の生徒かな?」
小:「はい!」
品:「そうか。さすが牛田小だな^^」
その子は嬉しそうに帰って行きました。
牛田は良い街です。決して良い時代ではないですが、良い子供が居ます。彼らに対して胸を張れるような大人でいたいものですね。
ではまた~
※写真はイメージです