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プラスチック製換気フードの劣化

プラスチック製換気フードの劣化

プラスチック製換気フードの寿命は15年が目安です。足場を組む外壁塗装工事のタイミングで交換メンテナンスをお勧めします。

換気フードとは

交換した北秀フード換気フードとは、自然換気や強制換気口のカバーのことでウェザーカバーとも言います。

通常換気口は雨が入らないようにフード形状になっていますが、プラスチック製の換気フードは経年で劣化するので、塗装メンテナンスでは不十分になることがあるので注意が必要です。

換気フードの材質

ジップロックコンテナーの画像一般的に換気フードはポリプロピレン樹脂(PP)というプラスチックの一種で作られており、特徴としては軽くて加工がしやすいプラスチックなので、私たちの身の回りにも多数存在しています。

例えばバケツやはさみの取っ手、配管やジップロックのコンテナーなどもポリプロピレン樹脂で出来ています。

ポリプロピレンはポリエチレンより高熱に耐えられる特製がありますが、されどプラスチックはプラスチックなので、直射日光にさらされるととやはり経年でもろくなってしまいます。

住宅に使われている換気フードもポリプロピレン樹脂で作られており、北秀フードがその代表格ですが、15年以上経過すると樹脂が薄くなってきてだんだんもろくなります。

一見原型をとどめているように見えても少し触れただけで壊れてしまったり、高圧洗浄の水圧でボロボロに破壊されることもあるので、足場を仮設する外壁塗装工事などのメンテンスを行う際は、これらのプラスチック製フードは新品に交換されることをお勧めします。

ポリプロピレンは塗装が密着しにくい

ポリプロピレンは水に溶けにくい疎水性という性質を持つため、接着することが難しい樹脂です。つまり塗料も密着しにくい素材ということになります。

外壁塗装工事のときに換気フードも塗装するのが一般的だと思いますが、塗装が密着するということは素材が劣化してきているということなので理にかなっていないのです。

だいたい15年位経過するともろくなりますので、外壁塗装工事を行うタイミングで塗装するのではなく新品に交換されるのがベストだと思います。

ただし換気フードはカラーが白と黒しかないので外壁の配色に合うかどうか事前の確認が必要です。

劣化の状態を把握しにくい

現調時に換気フードが劣化していて交換を要することがわかれば良いのですが、1階ならまだしも2階の外壁に取り付けられている換気フードの劣化状態を確認するのは現実的に難しいです。

2階外壁の換気フードの画像例えば、こちらの住宅は隣地境界面の2階外壁に三菱電機のP13-CVが二カ所取り付けてありますが、地上からでは劣化の状態が判断出来ません。

足場を組んでみて初めて換気フードが劣化していることに気付いたり、塗装工程中に破損してしまったりするケースも多く、もしも契約に換気フード交換が入っていない場合は、塗装して誤魔化されてしまうリスクもあります。

大同防水では、工事中に破損や劣化が判明した場合は見積もり契約に入っていなくとも交換しております。

一般的な目安として築15年以上経過した住宅の換気フードは交換で考えておきましょう。

北秀フードの代用品

ナスタの換気フードKS-77P北秀フードが入手困難な場合はナスタのKS-77Pでも代用できます。ナスタのKS-77Pはシルバーグレー、ブラック、シャンパングレーの3色があり、外壁の配色にフレキシブルに対応できそうです。

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