外壁塗装工事の挨拶(あいさつ)まわりは必要?
A.外壁塗装工事は家の四方を足場でぐるっと囲い、飛散防止用の養生シートを張りますので、ご近所さまにも比較的大がかりな工事という印象を与えると思います。
一般的には工事着工1週間前くらいに塗装を行う業者が近隣の挨拶まわりを行います。中には挨拶まわりをしない業者もいますがこれはナンセンスです。
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考えてみてください。ある日、仕事に出かけようと家を出たら道路に大きなトラックが停まっていた・・・びっくりしませんか?あるいはトラックのせいで自分の車が通れなかったりすると迷惑ですよね?
また、久しぶりの休みだから午前中は自宅でゆっくり過ごそうと思っていたところ、朝からガチャガチャ、ドンドンと騒音が鳴り響いてうるさかったら・・・不満ではないでしょうか?
このように、自分が相手の立場になって考えてみると、どうするべきかがわかると思います。
答えは、
外壁塗装工事を行う場合は必ず事前に近隣挨拶にまわるべき
です。
塗装工事の挨拶まわりは業者任せで良いの?
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外壁塗装工事を行う業者として事前に近隣挨拶を行うことと、お施主様が近隣にご挨拶されることは全く別の意味があります。
施工業者は、いつから・どこの部位を・どのようにして・いつまで工事するか、工事期間中のお願い事項や注意点などを周知して回ることが目的です。
工事の専門的な内容はお施主様ではわからないことですから施工業者がやるわけです。
お施主様は、ご近所付き合いのマナー上ひとこと伝えておく、ということが望まれます。詳しいことは施工業者が説明に来ると伝えれば良いです。
実は我々施工業者がご近所の挨拶まわりに行くと、必ず言われることがあります。
・わざわざご丁寧にありがとうございます
・お互い様ですからね98%はこのように快く承諾してくださいますから、挨拶はしないよりした方がよいわけです。残りの2%はこんな返事が返ってくることがあります。
・●●さんの家塗装するの?何も聞いてないなぁ
・おたくは工事される業者さんですよね?お施主さんは挨拶に来ないの?これからみても、やはりご近所様は施主としても挨拶に来るべきだと考えていることがわかります。
また、あちらが工事する時には挨拶も何もなかったからうちもする必要はないと言われるお施主様もいらっしゃいます。
どうしても挨拶したくないというのであれば無理にとは言いませんが、丁重に出られると悪い気がしないどころか、逆に恐縮してしまうのが日本人の良いところですよね。
だったら、相手がどうであってもこちらはきちんとマナーを守り筋を通しておくのがベストです。
結論=ご近所様への挨拶まわりはお施主様もした方が良い
ただし、業者に同行する必要は必ずしもありません。お仕事を終えられてから回られたら良いと思います。
外壁塗装の挨拶まわりは手ぶらでいいの?
挨拶まわりの目的は、工事でご近所さまに何かとご迷惑をおかけするかもしれないことへの周知ですから、特に進物の有無にはこだわらなくてもよいと思います。
あまり高価なものを持っていくと逆に恐縮されるかもしれません。大切なのはひとこと工事をすることを伝えておくということです。
それでも手ぶらはちょっと・・・という方は以下のような生活用品が良いと思います。
・タオル
・洗濯用洗剤
・食器用洗剤
・ティッシュ箱
・サランラップ
ちなみ洗剤は液体、粉、固形、メーカーなどの好みがわかれるので注意が必要です。
うちはアレルギーがあるのに粉洗剤を持ってくるなんて、わざとなの?! なんて怒られたこともありますので、洗剤は注意したほうが良いかもしれません。