品川真一
雨漏りトラブルで難しいとされているのが原因究明です。一応、どの家も雨漏りしないように建ててあるわけですから、それでも雨漏りするということはどういうことなん?!から始めなければなりません。ですから建築した業者さん自身も原因がわからないということになりがちなのです。
私が携わっている雨漏り119という団体は今年で20歳、成人になりましたが、メンテナンスを怠っている築年数が経過した建物の雨漏りを直しているだけではなくて、新築後まだ数年しか経っていないような家の雨漏りを直す、あるいは原因究明をしています。
建築業者でも分からないのにどうしてあんたらにわかるのか?と言われそうです、かんたんに言えば、施工中の家のどういうところにどんな不具合が起こりやすくて、職人が何を考えて仕事をしているのかを分かっているから、わかるんです。
子供の頃、宝探しゲームをしませんでしたか?家のどこかにおもちゃを隠してそれを見つけるゲームです。それと同じです。子供が考えることですから、子供でもわかるんです。大人が考えることも大人ならわかりますよね。この当たり前のプロセスを逆算して分析しているに過ぎません。
それをあたかも”雨漏りは難しい”というイメージを植え付け、自分にしか原因がわからないかのように見せている人が多いですが、雨漏り119を見て貰ったらわかるように、マニュアルを使えば誰でも原因究明出来るようになるんです。
そのマニュアルは私が作っているわけですが、この度また新たなマニュアルが完成しました。これまで生み出してきたマニュアルも完成度は高いのですが、今回のマニュアルは圧倒的にヤバいものが出来てしまいました。
知的財産というのでしょうが、このマニュアルを習得すれば少なくとも現代の木造戸建て住宅の雨漏りは完全にマスターできると思います。現場監督が知れば雨漏りしない家が量産できるようになります。
リフォーム業者さんが習得すれば、新築の雨漏りもかんたんに原因究明できるようになります。生命が危険に晒されるのではないかと思うほどのマニュアルが出来ました(笑)欲しい人は私をころさず、雨漏り119に加盟してくださいね(笑)私をころすと新しいマニュアルが出来なくなります(笑)
1週間後の1月19日は、ANAクラウンプラザで雨漏り119が一般社団法人に生まれ変わりますが、そこで新マニュアルが初お披露目となります。
自分が研鑽してできるようになることは素晴らしいことだと思いますが、私は10年前にその考えを捨てました。
自分だけがこのスキルを大事に持っていても世の中は到底変えられないと気付いたのです。自分を量産できるなら少しは業界も変わるかもしれないが・・・と。
雨漏りに長けている人をガンダムだとすれば、量産型は性能が落ち、ジムになるものです。私は10年前、ジムをガンダムに改造しようと決めたのです。
現在、雨漏り119にはガンダムが何体も居ます。だから強い(笑)ここまでが雨漏り119の第一章。これからの第二章は、ガンダムを会員各社内に量産していくことにエネルギーを注いで行きます。
ガンダムばっかりになったら、ガンダムの性能は突出したものではなくなりますよね?性能は同じ、つまり平準化されたことになります。こうした技術の平準化を図っていくために特許は取りませんでした。特許を取得したとしても使う人がおらず腐ってしまうと思ったからです。
現在はSNSが普及して10年前より情報が手に入りやすくなりました。安いメッキのような情報はすぐ拡散されて価値が無くなってしまう時代です。常に新しい情報を発信しなければならないし、パズルのピースのように、組み立てることもバラバラにも出来るような工夫が必要です。私のマニュアルはそうなっているので仮にどれかが漏洩したとしても使い物になりません。
何かのソースで見ました。ある分野を誰よりも研究し続けていれば新たなアイデアが降りて来ると。確かに考えに考えて苦しみながら創り上げているかといえばそうではなく、何かがふっと降りてきて、スラスラと出来てしまうような感覚があります。これのことかな?と思っています。
今出来ているとしても、身体が動かなくなったらできなくなります。その時は自分の代わりに誰かがやらなければならなくなる、世の常です。
自分が出来るようになったら自己満足で留まらせず、誰かにシェアする必要があります。社員が一番良いですよね。そのためには難しいをかんたんにしなければなりません。
そのためにマニュアルが必要なのです。そしてこのマニュアルは対処に使うだけではなく、予防にも使うべきです。いつの日かいずれかの形で世の中に公開していく時が来るかもしれません。自分が居なくなっても雨漏りが減っていくように。
たまにはまじめなブログを書いてみました(笑)外は雨、こうしている間もどこかで雨漏りに困っている人がいる・・・
しかし不思議ですね~人間は。若かりし頃がどうであっても、いつのまにか世の中に役に立ちたいと思うようになるのですから(笑)
あ、ちなみに私はジオン派でした(笑)
ではまた~