品川真一
只今施工中の屋根をドローンで撮影した画像です。
この屋根は塗装できるのか、それとも塗装できないのかは重要な診断になりますが、私は塗装は出来ないと診断しカバー工法で改修する予定なのですが、他社さんは塗装できると言ったそうです。
ではこちらの画像をご覧下さい。高圧洗浄後の画像です。
これ、他社さんが受注していたらどうするつもりだったんでしょうかね?^^; 素直に診断ミスだと謝罪してカバー工法に変えてもらうことが出来るか?診断ミスなので契約解除になるかもしれません。あるいは無理やり塗装して素知らぬ顔で足場を解体するのかもしれません。最悪ですよね・・・。
このようなことは実はよくあることなんです。相見積もり3社提案で、塗装できると言う業者、塗装できないと言う業者に必ず分かれます(笑)つまり、かなりの確率でまともな診断ができない業者が入札に参加していることになります。
見積りに参加できる業者が3社ということは、分母がどうであれまずその3社に選ばれる必要があるわけで、その時点で何らかの形で広告活動に力を入れている必要があります。紹介かもしれないし知り合いかもしれない。チラシかもしれません。
ところが、このように診断が出来ない業者が広告費をかけて宣伝していると、お施主様にとっては非常に迷惑な存在となるわけです。失敗へ導くのですから。
おそろしや・・・げに、おそろしや・・・。
お客様の立場から言えば、安い方が良いと考える人の方が多いと思うんです。屋根をカバーするのと塗装するのとでは50万以上差が出ますから、何も知らずに安い方の業者を信じて契約してしまうことも少なくないはずです。
そんな中でこのお施主様は私を信じてくださいました。結果、私の診断が正しかったのでリフォームには成功されるわけです。
こういうジレンマって未だにあるんですよね。
私が言っていることが正しいんです!四の五の言わずに私を信じてください!と声を大にして言いたい気持ち。でも声を大にして言ったところで結局人は自分が信じたい方を信じるものですから(笑)
兎にも角にも、これは対岸の火事ではなく、自分自身にも起こりうることだと思って欲しいと思います。偶然この記事を見た方はご注意ください。
最近、カバー工法や葺き替え工事が増えて来ました。塗装よりも多くなってきています。この流れが正しいことを証明しているのですけどね。
ではまた~