品川真一
久々の出張に行ってきました。仙台です。
仙台の話はまた書くとして・・・
普段、プロとして活動している中でお施主様から色々なご質問を頂くことがありますが、
私は絶対に言わないと決めていることがあります。
“こういうものですよ” という言葉です。
お施主様にすれば、例えば初めて外壁の塗り替え工事を経験される方だったら、
すべてが初体験であるから、どうなることが正解なのかがわからないわけです。
わからないからそのままにしておく、のではなく、すべて質問されます。
中には、どうしてもそうしかならないようなことがあったとしても、それは我々から見た場合、わかっている側だから言えることであって、
初体験の方にとってはわからないことはすべて疑問や不安でしかないと思うのです。
そんな場面でもし、“こういうものですよ”と簡単に言ってしまったら・・・
それは、プロから一番言われたくない言葉ではないかと私は思うのです。
だから、言いたくても言わない(笑)ここまで出かけても飲み込む(笑)
結果としてこういうものなんだと思って頂けることがゴールであったとしても、
はっきりとこういうものですとは言いません。
こういうものです
そういうものです
その後に言葉が続くとしたら、“我慢してください” ではないでしょうか?
お金を払ってサービスを受けている側が何故我慢しなければならないのか?
だからこういうものですという言葉は使わずに納得していただく説明や対応がプロには必要ではないかと思っています。