壁が剥がれ落ちてくる事例
安佐北区真亀5丁目のテラスハウス、ただいま3棟の屋上防水改修工事を施工中です。とにかく、この地区の建物の防水工事の品質が悪すぎるのでなんとか大同防水が守りたいと思っています。
本日も1件問い合わせをいただき見に行ってきました。ご相談の内容は、
「壁がポロポロ落ちてきているので補修してほしいのですが?」
というものでした。
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雨の中、現地に行ってきたところ、予想通り吹き付け塗装が剥がれていました。
プレキャスト・コンクリートそのものに問題はありません。
それでも塗装がぽろぽろ剥がれて空から落ちてくるものですから、お施主様からしたら『おや?何だ?あ!壁が落ちてきてる!何だこれ?どうしよう・・・』と不安になるわけですね。
壁がぽろぽろ剥がれる原因は?
問題はどうして壁が剥がれるのか?です。この壁が剥がれた理由が大事なんです。
まず壁が剥がれているということは、密着の弱い部分があるということです。そして、密着の弱い部分が出てくる原因として挙げられるのが、漏水と塗装の密着不良です。このふたつの要因が重なって、塗装がポロポロ剥がれてくるわけです。
ですから、壁を補修する前にしなければならないことが漏水を止めることなのです。漏水しているのに壁を補修したところで、またすぐに剥がれ落ちますから、補修は無意味ですよね。なので、今回の現場ではそのことをお伝えして帰りました。
聞くところによると、屋上の防水工事はつい先日やったばかりとのこと・・・。またひとつ、真亀テラスハウスに被害者が生まれてしまいました。ちゃんとした防水工事を施工してあるなら、漏水するはずがありません。防水工事をしたのに漏水する?だったら防水工事の意味がありません。
真亀テラスハウスのような、隣家と取り合う構造の建物は複雑です。きちんと雨仕舞いのメカニズムと納まりを理解していないと、防水改修を行っても失敗します。
壁がぽろぽろ剥がれた場合の補修と対策
壁が剥がれた状態から補修する際は、まず屋上からの漏水を止めなければなりません。漏水が止まってから補修することになりますが、もうひとつ重要なことがあります。
それは、剥がれかけている部分がどのくらいあるか?です。
現状で剥がれている部分の周辺には「剥がれかけている部分」がある可能性が高いので、補修範囲をどこまでにするか難しいのです。むしろ剥がれるということは通気性がないわけですから、さらに通気性が悪くなる塗膜は剥がしたほうがよいことになります。
理想は剥がれるだけ剥がすこと。とくに軒天の塗装は剥がしたほうがよいです。
大同防水はこれからも安佐北区真亀のテラスハウスを守って行きます。
防水や外壁のことでお悩みであれば大同防水にご相談くださいませ。