壁画再生のストーリーのおさらい
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牛田中学校の校門まで続くおよそ100mにも及ぶ坂道は、お墓があることなどからもどこか雰囲気が暗かった。そんな坂道を明るくしようと、10年前坂道の袖にあるコンクリートよう壁に生徒たちが壁画を行った。
あれから10年・・・。壁画は苔で汚れ、塗料は剥がれ落ち、元の暗い坂道に逆戻り。綺麗にしたくても市の予算はつかない。さらに業者の見積金額はなんと400万円。
修復したくても予算がない・・・そこで塗魂ペインターズにご相談頂いたものです。
世界にひとつだけの花を描く
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9月22日、塗魂ペインターズのボランティアとしてはこの日がファイナルとなります。
第一日目、第二日目に下地処理とキャンパスのベース色を塗り終え、いよいよ生徒さんや地域の方々も交えて、キャンパスに思い思いの花を描いていきます。
牛田中学校出身の松井広島市長もプライベートの時間にお越し下さり、ひと筆描かれていました。
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「志貫く人生悔いはなし。松井 一實」
素晴らしいです。
我々塗魂ペインターズが言っている、人生における魂の完全燃焼という合言葉に近いものがあり、何の打ち合わせもしていないのに共鳴しあっていたのだなと感銘を受けました。
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私は誠に僭越ながら松井市長の書かれた文字の左下に、【塗魂】の文字を入れさせて貰いました。
隣でそれをじっと見つめている息子は何を思ったのでしょうか。
今はまだ分からなくても、10年後にきっと何かに気づいてくれるはずだと期待している親バカです。
感謝の集い
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当日は私たち塗魂ペインターズのために、牛田中学校体育館にて感謝の集いを催して頂き、三村校長先生より感謝状を頂きました。
ブラスバンド部の生演奏をバックにまさに卒業式のような厳かな雰囲気でした。また、松井市長をはじめ、県議会議員や市議会議員の方、各地域団体の代表の方などご来賓が多数出席されており、牛田中学校がどれだけ地域に愛されている学校なのかよくわかりました。素晴らしい中学校ですね。
10月末まで生徒さん達の手によって壁画作業は続きます。完成したらまた見に行こうと思います。
牛田中中学校の皆様、この度はありがとうございました。