品川真一
電動自転車が壊れたと長男から報告がありました。タイヤのスポークが見事に折れてました。
元はと言えば昔、長男が通っていた高校の坂道が急だったのでじいちゃんが電動自転車をプレゼントしてくれたのです。そしてそれまで乗っていたロードバイクを次男に譲ったわけですが・・・
あれからもう8年、修理しても数万かかるとのことだし、他も壊れて来るだろうという事で新しい自転車を買ってやることにしました。
ここで長男の人間性を見ることになったのです。
長男:「ごめん、1週間だけチャり貸してくれん?」
次男:「え?なんで?」
長男:「チャりが壊れたんよ。テストとバイトで買いに行けないから、悪いけど1週間だけバス通学してくれん?」
次男:「そうなん?わかった」
そもそも自分が乗っていたロードバイクですから、「返せ」と言ってもおかしくない場面です。所有権が次男に移っていることを尊重したところが大したもの。私なら返せと言っていたと思います(恥笑)
さらに長男は「そんな高いのじゃなくていいから安いのでええけ新しい自転車買ってくれん?」と陳情してきました。
親父としては涙をこらえるのに必至・・・という気持ちにだけなりました(笑)
こころよく承諾した次男も立派。
こういうときは、良いことが起きなければなりません。そのために生きているんです。
なので、安い自転車でいいと言いましたが、次男に譲ってやったロードバイクの店に連れて行きました。
12万円・・・チーン・・・(笑)60万クラスのを選ばれなくて良かったです(笑)
最新モデルは油圧ブレーキですって。そこまでのブレーキ性能要る?!
良いことをした時は良いことが起こる、一日一善だと教わって生きて来ましたが、そんな都合よくご褒美は貰えませんでした(笑)なのでせめて親がご褒美を与えてやろうと私は思うのです。
そんな私は今電動キックボードかトゥクトゥクが欲しいです。一日五善くらいしてるので、神様、ご褒美で戴けませんでしょうか?(笑)
必要な時にお金を出してくれて普段は無口、時折触れてみるとほんのり温かい・・・
そんなATMのような存在としてこれからも頑張って行こうと思います(笑)
ではまた~