品川真一
最近、呉方面の仕事が増えて来ました。呉市は営業アリア外ですと言っているんですが、ご指名頂けるのでお請けしています(笑)
そんなこんなで警固屋まで1年目のアフター点検に行ってきたのですが、日本製鉄呉の解体工事が進んでいました。
廃墟マニアの私としては非常に残念です・・・。
自分が廃墟マニアだと気付いたのはリトアニアの杉原千畝ハウスの塗装ボランティアに行ったとき。街並みを写真に収めたのですが、被写体が廃墟になっているビルだったり、落書きされてるレンガの壁だったり、映画のワンシーンのような風景が多くて、自分の偏好に気付いたのがきかっけです。
この感じやばくないですか?この壁に寄りかかるだけで私でもスターになれそうでしょ(笑)
そんな私からすると、日本製鉄呉の現状は溜まらないわけですが、リトアニアに一緒に行った同級生の女性も廃墟マニアだったので、同類は世の中にたくさんいると思うんです。
だったら、解体する前に見学できるイベントでもやったらよかったのになぁ・・・と思うのです。
入場料1500円で10000人来れば1.5億、2500円なら2.5億。もっと長い期間イベントを開催すれば世界中から観光客が訪れたのではないかと思います。そうなると解体費用の696億の数分の1を担えたかもしれません。
古くなったものがお金になるという発想がないのでしょうが、廃墟マニアには溜まらない風景だったと思いますよ。実にもったいない!
我々工事屋として、周辺の住宅の塗装リフォームを行う際、屋根や外壁に刺さっている鉄粉の処理からやらなければならないので大変なのですが、鉄粉問題から解放されるのは良いことですが、長い歴史が跡かたなく消えてしまうことと、何も利用せず簡単に壊してしまうことに、残念であるとしか言いようがありません。
クレアラインの4車線化工事が進んでますが、目的は”災害時に緊急物資の輸送などの支障をきたさないよう、強靭な道路ネットワークを構築すること”と定義されてますが、崩れた山側に道路を増設してますよね・・・大丈夫なんでしょうか・・・(笑)
古くなったものを簡単に壊し、一方で辻褄が合ってるようで合っていない整備事業を行っている?!なんだかな~と思いながらのドライブでした。
ではまた~