品川真一
先週の土曜日の夜のことです。20:30頃ドアホンが鳴りました。ちょうど私しか居なかったので応答したのですが、20代前半の若い女性がモニターに映っていました。
女性:「こんばんは~^^ ご近所でスマートハウスの工事を行うことになりましてごあいさつに参りましたので玄関先までお願いできますか?」
品:「はい?何ですか?スマートハウス?」
女性:「はい^^ ご挨拶に参りましたので玄関先までお願いできますでしょうか?」
その女性はぱっと見21歳くらい、終始笑顔で印象はとても良かったです。そして言い方が上手い!まるで工事の近隣挨拶に来たみたいな言い方で、とにかく玄関を開けさせようとはっきり玄関先までお願いしますと言って来ました。
ただ、私もリフォーム業界の人間ですし、この手の営業トークは知っていたのでそのままモニターで質問を返しました。
品:「こんな時間に工事の挨拶ですか?どなたの御宅を工事されるんですか?」
女性:「いえ、工事の挨拶ではなくこの辺りのスマートハウス推進事業を担当させて頂くことになったので、ご挨拶に回らせてもらっています」
品:「スマートハウス推進とは?具体的に何ですか?」
女性:「太陽光発電とか電気代をお安くできるためのリフォーム工事で・・・」
品:「ああ、うちに対する営業ですか?うちは結構ですよ」
まるで行政の方が地域を回っているかのような言い回しでほんと上手いんですよ。ひとことひとことが洗練されている。おそらく相当なロープレを行って訓練されてるのでしょうね。
この私が、危うくドアを開けるところでしたからね(笑)そしてモニター越しに映っている女性が可愛かったので危うく太陽光発電申し込むところでしたよ(笑)
実はこの訪問販売のセールストーク、私もセミナーを受けたことがあるんです。もちろん、実践する気にはなれなかったのでスルーしましたが、営業力upのセミナーでやっていたそのまんまだったのでびっくりしました。
主催していた会社はものすごい営業力でしたが、その威力というものを実際に体験してみてわかりました。これは玄関開けてしまいますよ。そして開けたら最後、次の営業トークでどんどん進んで行ってうまいこと契約されるのでしょうね。
そう考えたら恐ろしいなと思いました。何が恐ろしいのかは、悪徳訪問販売業者のイメージとは実際全く違うからです。
若い女性が笑顔で訪ねて来る、まぁ要らんことですが土曜日の20:30ですから暗い夜道でもしかしたら怒られるかもしれないので営業に回っていることを不憫に思ってしまうわけですよ。それも作戦なのでしょうね。
まぁこうした業者がすべて悪徳とは言えませんが、とにかく営業トークが上手すぎてびっくりしましたし、私でもひっかかりそうになるのですから、一般の人だったら引っかかってしまうだろうなと思ったわけです。
土曜日の20:30に暗い夜道を一人で笑顔で営業して回っている女性・・・友達はデートしてる時間なんじゃないかな?とか、生活に困っているのかな?とか思ってしまうわけですよ、息子と同世代ですから。
こんなにセールスが上手いなら、うちで働かないかな?と思ったのですが、さすがにドアホン越しに引き抜きをするのは近所迷惑なので辞めました(笑)
牛田を訪問営業している若い女性、そこのあなた!見てるわけないでしょうがもしこれを見つけたら、転職しませんか?(笑)
うちならもっと良い環境で雇用しますよ。私かも知れないと思ったら是非連絡下さい。
ではまた~