品川真一
先日、お客様から突然、「社長さん、人生とは何ですか?」と聞かれました。
そのお客様はもうすぐ90になられる方ですから、若輩の私が人生を語るわけにはいかず、どういう意味ですか?と返しました。
するとこんなことをおっしゃいました。
「私はもうすぐ90になるんです。毎日暖かい部屋で美味しいコーヒーも飲めるし、遠い世界では紛争も起こっているのに私には何も起こらない。幸せだなぁ、いいのかなぁ?と思うんですよ」と。
素晴らしい人生だなと思いました。そして今度は自分の番ですのでこうお答えしました。
「大先輩を目の前にして人生とはこうだ、なんて豪語するつもりはありませんし、これは50の自分が考えていることとしてお話しますと・・・私は自分の欲を満たすために生きていると思います。私は強欲なんですよ(笑)。高級な時計や車、船とか、そうしたものが欲しいとは一切思ってませんから持ってません。何を手に入れても、いくら手に入れても必ず最期の日が来るわけです。過去に自分は何をしたいのかをずっと考えたことがあって、3ヵ月くらい考えて分かったんですよ。私は自分が逝くときに、たくさんの人に感謝されて逝きたいんです。あなたと出会ったおかげで私の人生が変わりましたとか、あなたとの出会いが私のターニングポイントでしたと感謝されたいんです。だからそれを実現することが私にとっての幸せな人生ですね。」
めっちゃ強欲ですみません(笑)
まだ時計が欲しいとか高級車が欲しいとか思ってる方が弱欲だと思ってます。
でも、時計も車も紙幣も、何も持って行けないじゃないですか、あっちには。
残るものがあるとすれば、自分が逝った後も生きてる人の中だけですから。
あなたにとって人生とは何ですか?
この質問良いですね。みんなに質問してみようかなと思います。
ではまた~