品川真一
こんにちは。芝奴隷生活から抜け出してずいぶん楽になった品川です。11月は芝はオフシーズンなので手入れすることがほぼないんですよ。
一般的にはこのシーズンは緑だった芝も褐色になって枯れるはずなんですが、なぜか未だに緑なんです。これはおそらく土の状態が良くて微生物が働いているので土の温度が高く芝が元気なのではないかと思っています。
どうせシーズンオフなので、芝の生育が悪い部部分にコアリングしてみました。
こんな感じで穴を開けて行きます。この作業はコアリングと言うのですが本来は土壌改良するための穿孔作業で、中の土を入れ替えるのが目的なのですが、私は発見したのですよ。芝の生育が悪い部分のある法則を。
我が家の芝の生育が悪い部分のアンサーは、土の中に石が入っているということです。芝の根は下方向に延びて行くのですが、異物があるとそれが妨げられるので上っ面の薄い部分にしか根が張らないので弱くなるんです。
ということで、私がコアリングを行う目的は土の中の石を取り出すためです。これを見てください。
子供の拳サイズの石が出て来ました。これは大当たりですが、3㎡くらいの範囲に砂利サイズの石ころが8個も出て来ました。深さはだいたい10㎝くらいなので、この程度の深さに異物があると生育が悪くなるということですね。
この部分は水やりはもちろん施肥も土壌改良も害虫駆除もすべてやりましたが、それでも生育が悪かったので石があるんだろうと睨んでいた通りの結果でした。
コアリングから3週間経ちましたが、驚くべき結果が出ています。生育が悪く芝が枯れてサッチ化していたりハゲたようになっていたのに、なんとハゲが消えたんです!
さらに緑の新芽が出てきているという、シーズンオフなのにまさかの結果に驚いています。
8月に入った芝奴隷生活から4ヵ月、この間本当に芝のことを研究しました。もうやることがないくらいにいろいろ試してやって来て現在、何故芝の生育が悪いかがわかるようになってきました。
土の状態が大切ということ、異物があると生育を妨げてしまうということ、そして日照です。
生育が悪い部分は目隠しフェンスで陰になるので日照が足りないことが分かりましたから、来春は根がしっかり深く張るまで目隠しフェンスを一部外します。
来春は一ランク上の、全面ハゲのない芝、ゴルフ場のような芝を目指して行こうと思います。
私ゴルフはしませんけどね(笑)16歳で引退したので・・・
ではまた~