このページでは、広島市の補助金を使ってのブロック塀撤去工事と目隠しフェンス新設工事を行った事例をご紹介しています。
補助金が適用される条件
対象となるブロック塀が道路に面している場合、かつブロック塀の高さが1m以上ある場合は、ブロック撤去費について広島市から補助金が出ます。
ただし、申し込み期間や条件がありますので、詳細はこちらからご確認ください。
老朽化したブロック塀は倒壊する危険性が高いため全国的に撤去の方向へ動いているということです。だから地方自治体が予算を組んで補助金まで出してくれるわけです。
ですから、ブロック塀を撤去したら前と同じようにブロック塀を造りなおすのではなく、アルミフェンスなどに替えなさいということだと理解していただければと思います。
ブロック塀を撤去する場合の注意点
ブロック塀を撤去する場合に考えなければならないのが、撤去した後の境界や侵入防止や目隠し対策です。ブロックを撤去すると同時に新たなフェンス新設工事が必要になりますので、そこまで含めた予算を見ておく必要があります。
また補助金が出る場合もブロック撤去工事のうちの2/3(上限15万円)になりますので、フェンス新設工事は含みませんのでご注意ください。
補助金を使ってのブロック撤去工事施工事例
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施工前
ブロック塀が劣化して道路側に傾いていました。
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通学路に面したブロック塀
前面道路は通学路に面しており早急な撤去工事が求められました。
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ブロック解体前の草刈作業
ブロック塀の周りに生えていた草刈作業から行いました。
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ブロック解体中
カッターで縁切りを行いブロック塀をひとつづつ丁寧に解体して行きます。
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ブロック塀解体後
通行人の妨げにならないよう作業区画を隔離しながらブロック塀解体完了です。
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ブロック塀解体後
鋼製手摺は残しましたが、このままでは誰でも敷地に入れる状態なので敷居が必要です。
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目隠しフェンス新設
新たに基礎ブロックを2段だけ積み、目隠しフェンスの柱を立てていきます。
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基礎工事
ブロック天端にモルタルを詰めていき支柱を固定します。
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目隠しフェンス新設完了
目隠しフェンス新設完了です。アルミフェンスは軽いので倒壊することはありません。
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目隠しフェンス新設完了
大きな門扉は残してブロック塀を目隠しフェンスに変更しました。
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ビフォー
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アフター
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ビフォー
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アフター
ブロック塀撤去工事は上記のような流れになります。ここでの注意点はブロック塀を撤去した後に再度境界を塞ぐ工事が必要になるという点です。
ちなみにこちらの物件のブロック撤去からフェンス新設工事までにかかった費用はおよそ90万円でした。うち15万円の補助金を受託しましたので75万円の費用負担となりました。
その他、見えない経費ですが、道路に面したブロック塀を撤去するわけですから当然ながら道路上で作業することになるので、道路使用許可申請が必要になるケースが多くなります。