赤外線サーモグラフィーで撮影してみると、外壁タイルの浮きやひび割れが見受けられたので、タイル浮き部の樹脂注入工事、ひび割れ部の張り替え工事の必要性がありました。元々ひび割れを誘発する誘発目地が少なく、構造クラックが発生しやすい状況にあったので、誘発目地を形成することにしました。
吹き付け面の仕上げ塗料には、コンクリートに相性の良い水性無機ハイブリッド塗料を、また夏場はベランダ側からの日差しで部屋が暑いとのことだったので、消熱断熱塗料をお勧めしました。屋上についても断熱性が乏しい防水層であったので、50mmの外断熱防水を施工した上から遮熱塗料を塗装するサーモコントロール断熱改修をご提案しました。
| 建物種別 | マンション |
|---|---|
| 階数 | 3階建 |
| 築年数 | 15年 |
| 工期 | 40日 |
屋上がフラットではなく逆梁構造で段差がある中、また立上りもR形状になっている中でのサーモコントロール断熱改修はひと苦労しましたが、うまくできたと思います。
まずひび割れやタイルの割れ箇所などの補修跡が目立たないよう仕上げることに注力を注ぎました。そして夏場にベランダ側が暑いのと、最上階の方が暑いという悩みを緩和するべく、賃貸物件なのにもかかわらずオーナー様に屋上は最新のサーモコントロール断熱改修、外壁に水性無機断熱消熱塗料をご採用頂けたことには驚きました。こんなに入居者のことを考えて改修されるオーナー様は他にはいません。
お気軽に

















満足度96.8%!




