このページは海外塗装ボランティアの活動報告になります。シリーズになっておりますので、ご興味のあられる方のみお読みくだされば幸いです
杉原千畝ハウス 大誤算。
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開会式を終え、弁当を食べ午後からいよいよ作業開始、のはずがいきなりトラブル発生。。
リトアニア滞在期間中の1週間の天気予報が曇り時々雨だったのです。もし塗装中に雨が降ってしまえばせっかく塗った塗料が流れてしまう。やり直しは利かない・・・
そこで第一にやったのが雨養生。足場をビニルで覆い、突然の雨でも大丈夫な状態にしました。
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さらにトラブルは続きます。外壁の下地状態が思いのほかアルカリ性が強く、このまま塗装しても密着しないということが判明・・・その対策として、アルカリ性を中性化するために外壁を一度酸で洗う必要があるというもの。
ただでさえ限られた工期しかないのに初日にわざわざ外壁を濡らしてしまうとは・・・これは大きな誤算でした。さっそく全員で窓周りや石張り部分に養生を施し、酸を塗布していきホースで水をかけながら一気に洗い流していきました。
ドブケビチャス高校 -20度の教室。
やることさえ決まれば職人は40人居るので早いのですが、40人全員が酸洗いするのももったいないので、翌日に予定していたドブケビチャス高校の教室のガイナ塗装を繰り上げることに。私はこちらの班に参加しました。
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冬は-20度にも冷えあがるという教室・・・せめて暖房が利きやすくなるようにと、日進産業(株)が協賛し、わざわざリトアニアまでガイナを郵送してくれたのです。
しかし、やはりこちらの現場でもある問題が発生します。それは、つるつるの壁にガイナを塗らなければならないということ。
ガイナ自体がドロドロの状態なので、大人数でローラー刷毛で塗ると模様が合わない。